このレビューはネタバレを含みます
エクソシストモノなので見たかったが劇場には間に合わず。割と良い評判も聞こえてくるので、楽しみにしてたけどようやく鑑賞。
映画は面白くて良かった。
実話ベースということからか、流れやディティールはちゃんとエクソシストでありがたかった。それでも新鮮だったのは、ラッセル・クロウ演じる神父のキャラクターだと思う。愛嬌があって魅力的なことこの上ない。権力には反抗し、女性にはどこまでも優しいと、好きにならずにはいられない。若い神父も頼りない感じからまさかの相棒へ成長と心を掴まれるキャラクターで良かった。
バチカンも大きくお話に絡んできて描写もたくさんあって満足度が高い。
霊障も派手でお母さんとお姉ちゃんがついつい心配になってしまう。
ちゃんと謎解き要素もあるしオカルトテイストも満載。最後のシーンはエクソシスト的リアリズムと、エンタメとしても絵や展開的には楽しめるような工夫が随所にあって大変盛り上がって良かった。
と、どこのシーンでも失点はなく、攻めの要素でことごく点を入れてくる。なるほど今更エクソシストをやろうというだけのことはある満足感。こんなちゃんとしたやつ見れるなんてありがたいとあと20回くらいは感謝したい。
こんな手練れは誰かと調べたらジュリアス・エイヴァリー監督。全くノーマークでした。次作もやる気マンマンだしで、まだまだ楽しめせてもらえそうでやっぱりありがたい。