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ヴァチカンのエクソシストのcinemakinoriのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
3.8



“罪は私たちを探し出す”






ラッセル・クロウが祓魔師に!!



キリスト布教ものだろうと畏まって観てみたら、予想以上にエンタメ色強めで観易い作品だったので肩透かしと言うよりは、逆に良い裏切られ方と言う感じ。

主人公の祓魔師アモルト神父は実在する人物と言うのも凄い話だなぁと。

個人的に嫌いじゃないオカルト界隈の話で、更に祓魔師やら降魔師やら陰陽師やらの類はやっぱりそそられる。

悪魔祓い系映画と言えば真っ先に思い出すのが【コンスタンティン】。
本作もだいぶ似てる題材ではあるものの、悪魔との対峙に至るまでの“罪”やら“懺悔”やら“過ち”などとの関連性が【コンスタンティン】よりもシリアスで興味深い。

また、ラッセル・クロウの初ホラー(?)作品と言うのもなかなか価値が有るネタのひとつなのも本作の魅力。
意外とハマり役だったのも印象深い。




キリスト教の云々とか、悪魔についての詳細を、知ってる方が一層深いところまでキャッチ出来る作品だとは思うけど、私的感覚で言うとそこまで深掘りするほどメッセージ性に富んだ作品と言うよりは、実在した祓魔師と悪魔とのバトルをファンタジックに描いた娯楽エンターテインメントととして観たほうが楽しめるんじゃない?と感じた。


お話の内容からしてシリーズ化を期待させる展開なので、是非とも推し俳優のうちの1人、ラッセル・クロウの続投を踏まえて次回作を“煽って”下さいネ♡
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