バナバナ

ヴァチカンのエクソシストのバナバナのレビュー・感想・評価

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)
1.0
ふっるーい!
演出がふっるーい!
悪魔に憑りつかれた描写が『エクソシスト』の頃と変わらん!

主人公のラッセル・クロウが演じるエクソシスト・アモルト神父は、第二次世界大戦の頃にパルチザンだった…という設定なのだが、いったい幾つやねん? いつの頃の話? と思ったら、舞台は1987年とのことである。
原作は、ヴァチカンで数万回の悪魔払いを行ったという実在のエクソシスト、ガブリエーレ・アモルトの回顧録『エクソシストは語る』なのだそうだ。

ジュリア一家がスペインの修道院のオーナーって、どういうこと?
ジュリア一家がスペインの元貴族で、修道院もその貴族の私設だったってことなのかな?
なんか設定もよく分からんかったが、とにかく悪魔に憑りつかれた様子が古い。
日本でいったら“狐憑き”という感じか。どうも悪魔がよく喋るし、下品過ぎて、貫禄が無い様に見えてしまうのだ。
悪魔というか、「お前みたいな奴は、日本じゃ色情霊というんだよ」みたいな、結局悪霊止まりという感じ?
どうも神に対して、悪魔が小者に見えてしまうのだ。

ラッセル・クロウ、どうして今時こういう映画に出たのかな?
そっちの方が不思議に思える作品でした。
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