YAZ

12日の殺人のYAZのレビュー・感想・評価

12日の殺人(2022年製作の映画)
3.6
ドミニク・モルの新作観る

10月12日深夜
友人宅から帰宅途中の女性
が凄惨な方法で何者かに
殺害されて。。。
「悪なき殺人」面白かった
のと迷宮入り事件というの
に惹かれて観るです

未解決事件を扱った作品というので解説
に引用される「ゾディアック」「殺人の
追憶」を彷彿させるとまでは残念ながら
行かずでした

未解決事件は捜査員が底なし沼にハマる
様な閉塞感に見応えがあるのでかなり
好きで前記2作はまさしくそんな感じで
したが本作は捜査進まずも案外とあっさ
りとしてる。これって国民性の違いかな
とも思う

捜査担当のリーダーが新任の若手で趣味
の自転車で先の見えなさを表現したり
年長の部下との軋轢もあったりで彼なり
の苦悩は出そうとはしてるけど比較して
しまう2作が悪いのか期待が高過ぎたのかもう一つでありました

以下「悪なき殺人」とも共通するモル
監督作の被害者像についてややネタバレ
であります
















「モーセの十戒」の一つの姦淫。
処女でない未婚女性、不倫、同性愛は死に
値するということみたいですが「悪なき
殺人」の被害者は同性愛で不倫していて
本作の女性被害者は男性関係が次から次
へと。関係持った男が被疑者として挙が
るがアリバイあっての繰り返しなので
捜査自体も単調かも

「十戒」については後から調べたらそう
いう事なんだ~で前作も本作も鑑賞時に
性交渉関係あるな~は気付いてる人多そ
うですけど。単なる偶然かモル監督が
敬虔な信者かはもちろん不明であります
YAZ

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