イベリー子豚

縁路はるばるのイベリー子豚のレビュー・感想・評価

縁路はるばる(2021年製作の映画)
4.3
新進気鋭の【活弁シネマ倶楽部】より。


まず
『私のプリンス・エドワード』とのギャップが凄い。

ストーリーのエッセンスは
「結婚」「家族」
「持ち家」「香港」「格差」で共通してるのに
演出のアプローチが全然ちがいます。


踏み込めない
「お国柄」と「文化」を傍観するしかなかった
前回とは打って変わって
すぐ楽しい。スゴく楽しい。

エンタメとしての質が高いです。


マップやアプリ、メッセージのマルチ表示に
嫌味のない軽快なBGM。

字幕訳なんて
映画に惚れ込んだ愛知の現役大学生が担当している
熱の入り様。


とにかくフレッシュ。鮮度がもぎたて。


そして何より
女の子が全員、可愛い。


決して特別に華があるわけじゃないんだけど
「同僚」「親友の知り合い」
「クラスメート(かつてのマドンナ)」
「大学の同期」
自分の境遇に置き換えたときの
親近感が半端ない。


こりゃ好きになりますよねぇ。笑


主人公の地味っぽさも善き。

ほぼ【Yes!アキト】で、たまに【伊藤健太郎】。


いつも下半身に力が入ってた
『モ・テ・キ』には無い、清涼感とチルさがある。


ってかほぼ
『こっち向いてよ向井くん』だよコレ。



【Uber】っぽいナビアプリの「チャットAI」が
【TAIGA】さんなのも運命だよね。


いつか「日テレ」と共同で
コラボもしくは続編を作って欲しい
ハッピーなラブコメでした。