なみつ

ぼくたちの哲学教室のなみつのレビュー・感想・評価

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)
3.7
「哲学」と聞いて思い浮かぶあれというより、問答、深く深く考える訓練、という感じ。
これはすごい。
子どもたちと先生たちの2年間のドキュメンタリー。
自分で実践するのも、教えるのも、難しい。

小学生の頃からあんなふうにつきつめたら、どんな大人になるんだろ。言うて大人でもできてないけどね
いろいろ肥やしにしたかったけど、なかなかね、、、距離が近いと思うこともあれば、はっきり、きっぱりしてるんだなと思うことも。「そうしてくれてとてもうれしい」とか、「失望した」とか、びしっと伝える。
「なぜ?」をつきつめる。
あとは、他の映画でも思ったことだけど尊重がすごい。「教室に戻りなさい」ではなくて、「教室に戻る?」って聞き方をする。言語の都合かもしれないけど。


「好きな食べ物は?」の回答が「ピザならドミノ」なのがおもしろすぎて…
これも言語の都合で、食事制限の話し中に「お気に入りは何?」の回答が「ドミノのピザ」だったのかも。
にしてもだよ。ふつうピザとかハンバーグとかじゃないのかい


これだけ思考の大切さを説いている先生が人並み以上にフィジカルを鍛えていたのも興味深かったです。
なみつ

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