このレビューはネタバレを含みます
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【人生は選択の連続、もしかしたらこの一瞬も人生を変えているのかもしれない】
映画レビューしてる割にはこれを観て‼︎って強くお勧めはしてないけど、
ジュリア(s)に限っては強くお勧めします🔥
とにかく、観て‼︎ ハンカチは必須アイテム。
この映画を鑑賞された方の多くがおっしゃっている「マルチバース的な」というワード。
4人のジュリアが登場するので確かにマルチバースなのかな……???
並行して描かれるジュリアに頭が混乱するのは確か😵💫😄
ストーリーはピアニストを目指すジュリアを軸に4人のジュリアの人生が描かれていく。
だからジュリア(s)と複数形なんだと思います。
①ベルリンに行けたジュリアと行けなかったジュリア。
②書店で運命的な出会いがあったジュリアと出会いがなかったジュリア。
③バイクを運転したジュリアと運転しなかったジュリア。
④ピアノコンクールで優勝したジュリアと優勝できなかったジュリア。
この小さな偶然と選択から成り立つジュリアの人生は更に色々な展開を見せていく。
文章にするのは無理で、わたしに絵の才能があったら描きたいくらい、違うジュリアへの切り替わりが絶妙でした✨
これも説明がすっごく難しいけど、映画だといくつかの人生を同時に描く場合、決着がつく。巻き戻して、やっぱりこっちの選択が良かったよね、みたいに。
でも実際には、そんなの比較できないから、
じゃない方の人生を想像するしかないわけで。
いま置かれた状況で生きて頑張るしかないのです。
正解か不正解かもわからない(少なくとも私はいまだにそうだったりする😅)
それに生きていればいい事も悪い事も起きる。
ジュリアそれぞれの人生にも幸せでいい事も起こるけど、裏切りや悪い事も起きる。
そこら辺がとにかくリアルで、監督はわたし達目線でも描いてくれていた。
自ら大きな選択する場合もあるけど、
その選択にも実は小さな偶然が重なっていて、自分で気付かないうちに選択し、その後の人生を変えているのかも、としみじみ。
その偶然とは、1分、違うなもっと短い1秒ぐらいの偶然、例えば偶然目に入った情報があって、それを見る選択をしたら、その瞬間には真後ろにいたかもしれない生涯を共にする大切な人とは会えなかったり。。。
もちろんその逆もあるが、とにかく深い‼︎
本当にいい作品に出会えました。
もしジュリア(s)を観ない選択をしていたら、
今後の私の人生も変わっていたのかもしれない。