予告からとにかく期待していたので公開初日に観に行った。
予想通りの展開で、北野作品が好きであれば今回も面白いと思う。
私も北野作品が好きな中のひとりなので、セリフ回しだったり細かい描写の一つ一つが自分好みで大満足だった。
特に、大河ドラマを見て「これじゃないんだよなぁ」と感じている人にとっては、試してみてもいいんじゃないかと思う。
特に今リアルタイムで放映されている「どうする家康」とは対極のコンセプトなので、そんな時期に公開したのはさすがだと思う。
特に印象に残った中国大返しの一連のシーンは「こういうのが観たかったんだよー！」と心から感じられたし、ラストシーンは「このぐらいでいいんだよ」と、個人的なツボにはまって気持ちよく観終えた。
20～30年前の地上波の様な、差別意識が希薄で好き放題やっていたテレビを見て育った世代だからこそ楽しめたのかな。
