今朝の秋がとてもいい作品だったのでこちらも観てみた。
今年最後の映画になった。
見方によれば、可愛いおじいちゃんの反省と成長の旅日記。
本作は亭主とされる人は4人でてくるが、種類は違えど全員ダメ亭主。
結局最後まで妻と目を合わせない者、
妻に八つ当たりばかりする者、
妻が他界してから過去を悔やむ者、
飲んだくれてDVを繰り返す者。
昭和を象徴する悪い意味でステレオタイプな関白亭主たち。
独りよがりで素直になれず、プライドだけは高い哀しい男の性。
妻以外の人には腰が低く悩みも打ち明けられる。
身近な人に想いを伝えるということはとても難しい事なのかも。
今朝の秋と同じく、多くを語らず心情を表現する作風はお見事でした。
エンドロールを見ながらそんなことを考えてみた。