小説にしても映像作品にしても飽きるほど擦られてる部分なので感激はないだろうと元々期待はしてなかったから北野作品として(何度も吹き出しそうになりながら笑)普通に楽しんだ感じ
あっと言わせる特別な解釈も美化も一切無く深掘りも思い入れも感じられないのが引っ掛かりもなく逆に観やすかったかも
大河では決して描けないような狂人暴虐っぷりの信長を演じていた加瀬亮さんが最高。迫力もあって抑止力の無い織田軍団ではこんな事もあったのかもと妙なリアリティーや緊張感をもってしまったり
たけしさん演じる秀吉はこの時期四十半ばくらいのはずだけど完全に後期秀吉感の爺さんで中国大返しマラソンとか面白シーンが多くて笑えたし、大森南朋さんとの羽柴兄弟のやり取りが結構可笑しくて好きでした
清水宗治が荒川良々さんの時点でこれは何か仕掛けてくるなとメチャクチャ身構えてしまった笑
ソロリ(キム兄)の面白話が信長様に果たして通用したのか、そこは見たかったな、、
合戦シーンは見た目のインパクトはあるけどあくまでもおまけといった感じで、それよりも短い時間だったけど能の場面はとても良かったと思う
