磨

テノール! 人生はハーモニーの磨のレビュー・感想・評価

3.5
スシ屋で仕事してるその日暮しのラッパーと一流オペラ歌手との“運命の出会い”が奇跡を起こすヒューマン・ドラマ。

いわゆるスポコン的展開、先生↔生徒↔仲間・恋人・ライバル。あ~なってそ~なったりして、最後はこ〜なる(ネタバレか!?笑)
物語に目新しさはないが、こういうの好きな方にはササる作品だと思う。オペラの練習シーンにラップを乗せるという革新的(?)な映像も、なかなかどうして合ってるから怖い(笑)

オペラ座・ガルニア宮や大広間を使っての撮影、世界的テノール歌手ロベルト・アラーニャの出演など、作り込みはかなり本格派!
ただ、捻ったようで捻りのないベッタベタな展開なので、内容よりもそちらの方の記憶が残りそうなのは個人的にはやや残念かな…。


スシ屋のバイト君が主人公だからなのか、日本のネタもたくさん。兄貴の時差や季節ネタは日本人なら笑っちゃうかも?

…ちなみに多くの日本人は、ラストの曲を聴くとあのシーンを思い浮かべる方が多いと思います。

あぁ、イナバウアー。
磨