くるぶし

キリエのうたのくるぶしのネタバレレビュー・内容・結末

キリエのうた(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

このテーマをやりきるなら、最低あと倍、6時間ぐらいないと収まらないと思った。
必要ないシーンもあるが(特にナミダメさん強姦シーンは本当に意味がわからない)、足らない情報が多すぎる。マオリがどうしてイッコにならざるを得なかったのか、夏彦は医者になれずになぜ牧場で働いているのか、本当にルカを探していたのか。
構成上のギミックを補うために犠牲にした裏ストーリーが多すぎでは?
端折りすぎて登場人物像が薄まってしまい、結局誰にも感情移入ができないという残念さ。
夏彦は松村北斗が演じようが誰が演じようがどうしようもないクズなのは明らかなのに、爽やかオブラートに包まれていて後味が悪い。

終盤は、とにかく早く服を着て欲しかった
やっと着た!と思ったら半袖Tシャツで、3月の東北をなめるなよと思うなどした
岩井監督、仙台出身なのに…
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