ヴィムヴィムダースから観た日本の職人の日常
東京のトイレ清掃員の日々のルーティーンと小さな幸せや劣等感を感じさせる部分など気持ちの変化を描いている
何も大きなことは起きない雰囲気映画なのはこの作品の持ち味だと思うけど、日本が舞台なので東京の公衆トイレ絶対こんな綺麗じゃないだろとか細かい部分が少し気になってリアリティは正直全然ない
主人公はコミュニケーション能力に問題があるレベルでほぼ喋らないし、どういう人間なのかも見えてこない
その人のルーティーンを見せられてもなにも入ってこない
海外の人が観たら東京の風景も含めて凄く新鮮に映るのもわかる
自分が普段海外作品を観る時の気持ちと逆の現象が起きている
東京にはこんな未来的なトイレがありますよのプロモーションも間違いなく入ってると思う
主人公がカセットが趣味ということもあって車や部屋のラジカセで再生される劇中曲がどれも素晴らしい
日本が舞台なのに日本の曲は流れないのかなと思ったら唯一チョイスされていたのが金延幸子というのもセンスが良いなあと思った
ママさん役の石川さゆりの演技はすごく良かった