メンバーのギター アベフトシが亡くなった2009年に公開したミッシェルガンエレファント幕張メッセで行われたラストライブの模様を中心としたライブドキュメンタリー作品
ギター ボーカルを務めるチバユウスケの追悼上映を鑑賞
映画館で観るのは2度目だったけど、席はほぼ埋まり泣き出す人もたくさんいた
3曲目でシャツと髪がビチャビチャに濡れるほどの4人の命を削るような熱量のほぼMCなしでラストまで駆け抜ける刹那的なライブ
メジャーデビューから7年で日本の音楽シーンに音楽性やスタンディングに拘るライブスタイル等、大きな影響を与え解散したミッシェル
初期からは解散前にかけて明らかに変化した音楽性を網羅した集大成のセットリスト
メンバー各々の表情とステージング
全てが詰め込まれている
途中に差し込まれるデビュー当時の映像、伝説のフジロック98のステージ、仙台で照明が落下しかけて中止になったライブ等ドキュメンタリー要素も入っている
ミッシェルが解散して20年経つということも、アベフトシがいなくなって15年ということも、チバユウスケがもういないということも信じられない
それくらい憧れだけでは済まされないバンドとしてのカッコ良さを体現している
チバユウスケがこの世を去ったというニュースを見て曲を聴いても、この作品を観てもまだ現実味がない
今後The Birthdayのライブ予定が更新されないこと、新曲がリリースされないことで現実味が帯びていくのかもしれない
それでもチバユウスケが残した曲や言葉、今まで見せてくれたステージの記憶はずっと残る
