このレビューはネタバレを含みます
謎解きは二の次で最後まで死の真相はわからずに終わるのは賛否ありそう。そしてわんこは死にません。これだいじ。
冒頭、インタビュアーとの会話ができなくなるほど大音量で音楽を流す時点でモラ夫臭が漂う。でもそういうタイプは自殺しないよな?やっぱ妻がやっちまったか?とかなり混乱したが、これはきっと口論してるうちに「俺なんかいない方がいいんだろ?死ねばいいと思ってるんだろ?」と自殺を仄めかしてるうちに本当に落っこちたか、あるいは妻が最後の一押しをしたか、どっちかではなかろうか。
決定的な物的証拠がない事件は検察が都合のいいストーリーを作るというのもわりとあからさまに描かれているが(そしてそれがわりと説得力ある)、長時間拘束して自白を強要したり、証拠を捏造したりしないのは先進国だなって思いました。疑わしきは被告の利益に、というのも実践されてたし。