いんしょーと

落下の解剖学のいんしょーとのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.4

「事故」だったら良かったのかもしれない。可能性として殺人や自殺が上がった時、家族の関係性、死者の苦しみまで詳らかにせねばならない。話せば話すほど、子供には見せていない母、父の姿が彼にも伝わり…疑念は膨らむ。でも見えない中で噛み合うピースからそう信じたくなる。そうして訪れるラストは、ようやくのスタートでもあるのだ。

…なんて言いながら、中盤すっかり寝てしまいました。微睡から覚めたら、いやに素敵なイケおじ弁護士が出てきて、あぁ、お母さんはこの弁護士と不倫してしまっていたのね…とか変な寝起き思考回路に。もしちゃんと起きていたら…勿体なかったなあ…と思いつつもこの点数です。