カウリスマキの映画、気づけば
いつも同じリズムで泣いたり笑ったりしてる気がします。音頭ですね。
リアリストでロマンチストで
どうしようもないまま進んじゃうの、良かったなぁ。
自分の心に住み続けるような、特別な人に出逢ったら、映画も、酒なんて、本当はどうでも良かっただろうな。
誰かに会いたくて、会えなくても愛情を感じる誰かに出逢えただけで、どれだけ幸せか、伝わってくるようだった。
すごい、悲しんだり怒ったり諦めたりいろんなことがあるけれど、ぜったいありえないよって掻き消されてしまうような愛を、皮肉の中から、諦めのなかから、諦めてないんだもん。優しくあれる、悲しくない世界に行けるって。お天道様に恥ずかしくないよう生き直せるって。みんな、愛情は持ってる、人間も信じてる、だけどただ諦めて眺めたり、包摂してあがくけど
カウリスマキは、旗、外さないもの。
人間の根源的な、力や在り方を信じてる。
そんなの言えないよ、諦めちゃうよって思う。
強いよ、厳しい世界で皮肉は言っても、優しくするの前提だもん。
それだけでは現実はもちろん解決しないけれど希望や愛を持って、信じなければ、始まりすらしない。
映画を作り続けてくれてただただ感謝です。
