このレビューはネタバレを含みます
あぁ、自分もいつか、死ぬんだな
と、映画を観ている途中で思いましたた。
旧友ふたりが並ぶ映像にはさすがに胸を衝くものがあり
エリセがどんな愛を持って、時代や世界や人間や生活を見つめているか
もちろんわかりようがないのだけれど
スクリーンの映像を気づけば無心で追っている
自分の瞳がどんどん澄んでいくようで
物語や映画を作ることを信じてる、御歳の彼しか込められないエネルギーが、重いの、なんか入ったな、みたいな
なんか、久しぶりに重かったです。
なにかがあると思ってる
みんな、なにかが、
どこかに
でも、あるのは
人を思う気持ち、世界を思う自分の気持ち
想いを抱えて生きてる
生きてるという現実が目の前にある
ミツバチのささやきから
変わらない、人へのあたたかさ
感じました。