Taul

関心領域のTaulのレビュー・感想・評価

関心領域(2023年製作の映画)
4.0
『関心領域』特別先行上映。音の演出が凄いが合わせて気配と臭いを感じる映画であり、『サウルの息子』はじめアウシュヴィッツ映画が蘇り胸糞悪くなる。背景に映り込む引きのカットが変わるたびのドキドキ感。その他、ワンアイデアではなく様々な工夫により重みを残すジョナサン・グレイザーの手腕もさすが。今のこの世界と交差させて深い余韻を残す。関心の小ささは歴史の恥を生む。アカデミー賞授賞式の前夜に重すぎた。
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