1500万や無かったことにすることなどの繰り返されるモチーフ、人間同士のやり取りは面白い部分があったが、いかんせん…長い…。
『アジアの天使』でも思ったが、やはり物語を駆動させることより、そのシーンの面白さを重視しているせいで、前半は楽しく観られるのだが、後半は焦ったさを覚えてしまう。それも自分が映画に「意味」や「理由」を求めてしまっているからなのだろう。
そういう意味ではやりたいことはハッキリしているし僕はあまり好きではないのだと思う。信じているものの違いだ。
ハグに関しても、前作で描いているものと似ている感じがした。監督が、今の時代で描きたいことなのかもしれない。