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屋根裏のラジャーのほのネタバレレビュー・内容・結末

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ジャンルがそもそも子ども向けなので、物語の進行や演出などに対象年齢の低さを感じてしまい序盤はその感じに少し退屈してしまうのだが、物語が進んでいき、展開していくごとに引き込まれていった。

子どもの豊かな想像の世界を舞台にして繰り広げられる物語。
イマジナリーフレンド、存在を忘れてしまうこと・忘れられてしまうこと。あるいは忘れないこと。そういうものが詰まっていた。
大人になると、少し笑って済ませてしまうような子どもたちの世界の美しさと尊さを思い出させてもらったし、いつのまにか失ってきてしまった自分を見つけて寂しくなる。

傘のメッセージと、冷蔵庫はめちゃくちゃに泣いてしまった。

こういうものが大事だよね、ということを思い出させてくれる良作だと思う。
ほ