ゆりこ

四月になれば彼女はのゆりこのレビュー・感想・評価

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
3.4
結婚を控えた精神科医の藤代と獣医の弥生。ある時藤代のもとに、かつての恋人の春から手紙が届く。そこには一緒に行くはずだった世界各地の景色の写真が添えられていた。そして弥生が突然「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」と意味深な問いを残して、突然姿を消した。春が手紙を送った意味は?弥生が姿を消した理由は?
壮大なマリッジブルーをきっかけに過去の恋愛を思い起こしながら“愛するとは”の答えを見つけ出す作品。結局弥生にも春にも共感出来ず何がしたかったのか分かんなかったし、4月との結び付きもイマイチで全体的にモヤモヤ。写真要素と動物要素と少し散らかってた印象。藤代にきつく言う人もいたけど、そんなに悪い事したかな?ただ“愛を終わらせない方法”は「あーなるほど」と思ってしまった。あの台詞とウユニ・プラハ・アイスランドの景色があったから、何となく観て良かったと思った。絵面にはこだわりを感じて、景色だけじゃなく人が写るシーンも全体的に綺麗だった(被写体が良い説もあるが)。人には勧めないけど、何となく視覚的には癒された作品。
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