90年前後インクスティック芝浦に散々通った。お目当てはサンディ&ザ・サンセッツとシーナ&ロケッツだった。入口は共にYMOだ。
シーナ＆ロケッツはとにかく鮎川誠のギターを掻き鳴らす感じが好きだった。ロックな感じが好きだった。そしてシーナのコケティッシュな感じが好きだった。多分90年代半ば迄はよく聴いていたと思う。しばらく聴くことはなかったが、恵比寿ガーデンホールで30周年を記念して幸宏さんがドラムを叩くので聴きに行ったのが生で聴いた最後だった様な気がする。
今回改めてシーナ&ロケッツを映画を観て忘れていたものが蘇ってきた。89年のシーナの衣装はハッキリ覚えていた。インクスティックのあの場に自分も確かにいたのだ。
今年は幸宏さん、鮎川さん、坂本さんと大きな影響を受けた人が次々と他界した。甲本氏の言葉を借りると、偉大な人達がいなくなったことを嘆くよりも、そんな人達がいてその場でライブを楽しめたことに感謝しなくてはいけないのだろう。
