世界中が戦争や紛争で、きな臭く平和とはどんどん距離が離れていると思わずにはいられない今日この頃...
第二次世界大戦の終末期に起きた特攻隊とタイムスリップした現代の平和ボケした女子高生の淡い初恋の物語。
軍から出た食堂でのシーンが多いせいか、特攻隊の悲惨さは適度にオブラートに包まれていて、残り少ない命をあるかぎり、笑って食べて語ってノリが良すぎてなんだか明るすぎるなと若干の違和感ですが、とてつもない重圧や恐怖をひた隠しにして今日一日を精一杯生きようとしている特攻隊員達。
当時のお国のために死ぬって今の子達に理解難しいよね。だからわかりやすく悲壮感よりもロマンス重視なのかな。
全体的に戦争の描き方が、美しすぎる気がしましたが、
ラストはなんだかんだで涙まみれでした。
石丸役の伊藤健太郎さん、出撃間近のどん底の精神状態の中で、あの明るさが救いでした。