土平木艮

哀れなるものたちの土平木艮のネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

・『序盤=グロい』『中盤=エロい』『終盤=良さげ』。ベラの成長に合わせて作品の様子が変化。当初は『どこに行き着くんだ?』と混沌とした様相を呈していたが、シッカリとした『テーマ』に落ち着く。一人の人間の人生をなぞる様な感じ。

・基本グロいけど、ファンタジー感溢れる映像は観てて楽しい。カラーになってからは尚更。基本グロいけど。

・エマ・ストーンが頑張り過ぎ。序盤から乳首出してきたところで『お!女王陛下のお気に入りに引き続き体張ってるな』と思った。しかし、それに留まらず『リンゴやキューリを試してみる』、中盤は『熱烈ジャンプ』し放題な展開。更に更に、乳首どころか『毛』を露出するコトも一度や二度に留まらない。『何でここまでやるんだ?もうちょっと作品選べば良いのに』って思ったけど、最後まで観ると『この作品を選んだ理由』が分かった…気がする。露出だけじゃなくて、演技も凄い。

・野蛮な思考の『古いタイプの男の頭の中はヤギ以下』ってコトらしい。

・のっけから『アヒル犬』が出てきたところで『うなぎ犬も出てくるかも?』と期待したが、権利の関係か出て来なかった。あんなに動物がたくさん出てくるのに、どれ一つカワイくない。『動物を全くカワイイと感じられない映画第1位』。カワイくない動物でも我々と同じように生きてるんだよ、差別よくないよ…とかいうメッセージが込められてるのかも知れんけど…やはりカワイくない。

・ウィレム・デフォーは期待通り。

・『珍味映画』のトップクラスと言って良い作品。
土平木艮

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