カミワザ

ボーン・スプレマシーのカミワザのレビュー・感想・評価

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)
5.0
記憶喪失のスパイ『ボーン シリーズ』2作目。

一部の記憶がフラッシュバックする悪夢に悩まされながらも、一旦は平穏な生活を送るが、その暮らしも組織の刺客により奪われてしまう。
プチーンとキレたボーンが、組織(CIA)との関係に決着をつけるべく表舞台に戻ってくるのですが、ある事件の容疑者として逆に追われることに・・・

今作のテーマは復讐と贖罪。
いきなり窮地に立たされるも、僅かな手掛かりを基に自分を巡る陰謀を捜査していく。このスパイらしい、隠密行動が面白い。
更に組織と警察に追われひたすら逃げるシーン。そこにおいてもボーンは地下鉄のダイヤを確認し確実な逃走を図る。
このベルリンでの知的な逃走劇も見所のポイントです。

そしてモスクワにおけるカーチェイスは前作よりど派手にスケールアップ。
派手にぶつけ。豪快にぶっ壊す。手持ちカメラで撮影する臨場感が一層カーチェイスに没入させる。
(ここの手ブレが苦手という方もいるようです)

ボーンが記憶を辿る側面で、ベルリンでの作戦を指揮していたパメラ・ランディがトレッドストーン計画の真相を探る、といったCIA側の物語も同時に描かれています。
そしてラストカットの締め方も素晴らしいののこのシーンが続編に繋がるキーになるなんてほんと出来すぎです。
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