この映画はジェット・ジャンドローさん主演のアクションスリラー映画。
主人公は海兵隊員。アフガニスタンから帰国する主人公は現地でみた光景からトラウマを抱えていた。
主人公には13歳の妹がいる。バレリーナとして日々練習している自慢の妹であった。
アフガニスタンから帰国した夜、妹が交通事故に遭い何者らに拉致されてしまう。何者かが人身売買を生業とする者達であると分かった主人公は至急妹達を救おうと凄腕ハッカーで特殊部隊のパートナーと共に動くのであった。
これは人身売買組織の元に誘拐された妹を救おうと奮闘する女性海兵隊員のお話。
映画冒頭から少女の売春問題について触れているためフィクションに基づきながらもアメリカ国内では似たようなことが多く起こっていることが容易に察することができ、その悲惨さを改めて理解させられます。
作品の中の妹さんは13歳でしたがそれよりも若い子達も人身売買の標的になり誘拐されているのだとか。子供を売る親もどうかしてると思いますが買うほうもどうかしてる。当事者には人の心というのがないのでしょうか... とても惨いことをしてるという自覚が欠如しているのでしょう。
作品に戻りますが私の大好きなヒロインアクションもの。こういう系統は本当好きなんですよね。アクションシーンも消して悪いものではなく、スタイリッシュで痛そうなシーンもありますがカッコよかったです！
彼氏？なのか夫？なのか分からないパートナーがいますが主人公の理解者として全うしてて良き。途中逃げたりしたけど戻って主人公に寄り添ってて良きでした。パートナーが戻ってきて主人公が甘えてたとこ、凄く可愛かった。
妹さんも凄いメンタルだ。あの状況で誘拐されてきた他の子達にバレエを教えてる。なんていい子なんでしょう。
映画のラストもグッときた。祖父母の孫への投資、とても最高です。
私達も人身売買問題を他人事と思わず向き合うことが大切であると改めて思います。
ヒロインアクション映画でありつつも人身売買問題を社会に向け提唱している今作。とても良い作品でした。
