磨

スパイスより愛を込めて。の磨のレビュー・感想・評価

スパイスより愛を込めて。(2023年製作の映画)
3.6
福岡・博多の明太子のあとは、石川・金沢のカレー映画。

カレー店が多い都道府県ランキング3年連続一位、石川県([カレーのチャンピオン][ゴーゴーカレー]が有名だけど、愛知県は[CoCo壱番屋]の地元だけにあまり見ない感じ笑)
そんな古都・金沢を舞台に、「この世からスパイスが消えてしまった…」という未曾有の事態に直面した世界で繰り広げられる青春群像劇。

公開館数や雰囲気から映画好きならなんとなく分かるB級臭。カレー臭より香しい(笑)
こういうのは僕の定義なんだけど【地域活性化ムービー】(←タグ作っちゃお♡)ってやつ。本作もご多分に漏れず、突飛な設定・練られてない脚本・一部の登場人物のヘタ過ぎる演技・誰だかわからん(この人は今?的な)俳優を起用…と、このあたりの必要事項をしっかり踏襲。

…でもね、そんなんわかってても好きなんです。そもそも青春群像劇は好物だし、作りの甘さが逆に可愛く見えてくる。個人的にこのタイプの邦画の評価が激甘なのはどうか許してください(笑)


『SABAKAN』に出ていた茅島みずきちゃんがヒロイン。もう一人のモデルの子のファンという立ち位置でもあったが、どう考えても彼女の方がモデルっぽい(笑)
今んとこ、彼女の登場作品(長編映画)を全部劇場鑑賞してるのが自慢です(当然、来月の『交換ウソ日記』も観るよん笑)

…で、冴えない男子に、ミステリアスなヒロインと幼馴染の女の子(読モ設定?)、そしてもう一人空手少女もいたのだが彼女も可愛い。1対3でとんなラブコメ展開だよと思ったものの、驚きのLGBTQ設定にズッコケる。

いやいやいやいや…偏見とかじゃなくて、いる?この設定??。ラストも男女の恋愛(風味)に終わるんだが…。
同日に『リトルマーメイド』観てるんだけど、黒人が人魚やるとかそんなんどうにも気にならんほど、投げっぱなしでそのまま終わったこの設定が謎すぎた。いくら激甘評価でもこれはマイナスかなぁ…。
磨