TERUTERU

変な家のTERUTERUのレビュー・感想・評価

変な家(2024年製作の映画)
3.5

 [ 変な家 ]


間取り図に存在する人の真意
怪しい…危ない気がする…変すぎる…

何を妄想するかは勝手口
ただし不本意で飛び込んだ際は
他人の秘密を知ったと思え、
それが死に値する可能性さえあり得るのだと

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ふむふむ、なるほど
以前から小説にあるな〜って思っていたのが
映画化して気になり鑑賞。
原作がどんな内容か知らないけれど、
しっかりホラー映画してるぞ。
マジもんじゃねーか。

序盤の方は間取り図から始まる妄想が、
その発想はパズルがはまるかの如く悲惨な事件に当てはまる。この不気味具合がなんとも丁度良いホラー感の所、本当に凄いのは間取り図見ただけでサイコパス診断を100%当てる“佐藤二郎”さんが演じた「栗原」でしょう…ま、憶測なんですけどね。
ちなみに個人的に佐藤二郎さんが出演するの映画にドラマはほとんどコメディの時でしか見てなかったからか、今作ホラー映画なのに不思議と彼の存在に恐怖心が中和されました😊


さて中盤以降でしょう、物語の展開が一気に変わります。
なんと「村×ホラー映画」へと、
『ヴィレッジ』や『ガンニバル』といった村団体で祖先の言い伝えわ守る崇拝、あるいはお供えを祀る狂気じみたホラーになっているでしょう。
「おおー」と思いながらそれが見たかったわけではないとも思いつつ、赤の他人の家を調べ深掘りするとこんな大発見に辿り着くと思うとなんだか興味が湧くのは失礼なサイコパスなのでしょうか。
何度も栗原さん言ってましたね。
「他人の家の事情には踏み込んではいけない」
取り返しがつかない程度にそんな家だってあるのかと知っておきましょう。

では、自分の住んでる間取り図が変なら?



ちなみに終盤あたりで
片淵家のおばあちゃんが元気にチェーンソー持って襲いかかってきたのはもはや『悪魔の生贄』でしか見えなかったな笑

あと変な家の巧妙な手口とはいえ、映画の設定といいセキュリティがガバガバじゃねーか。
でも嫌いなキャラだったけどムンクの叫び並みの顔してたDJ松永さん、本人は好きなので生きててよかった🥹


2024/No.012
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