【予告が1番面白かった。今年ワースト1かも…】
原作勢で公開を楽しみにしていた映画でした😇
📹全体の感想
あんなに面白い雨穴さんの小説をここまで残念な仕上がりにするのはもはや才能。何がどうしてこんなことになったの？？原作勢なので覚悟して観に行ったんだけど想像以上の酷さだった。
📹期待したもの
文字では少し分かりにくい間取りを、映像では小説より分りやすく伝えることが出来ると思うんだけど、映像化した意味がまるでなくてびっくりする。主人公が想像した酷い状態の子どもより、家の構造を上手に見せてくれ。これなら小説を音読して楽しんだほうがまだマシなレベル。
📹残念だった演出
雨穴さんの小説は、単なるホラーではなく、そこに人間ドラマがあって、残酷さと繊細さを絶妙なバランスで入れ込んでいる。本作のホラー部分は悪趣味な驚かせと意味のない怖がらせばかりで最悪だった。不快な気持ちにさせればホラージャンルが確立するとでも思ってそう。ほんとに雨穴さんの小説読んでこれ作ったの？雨穴さんの良いところが何一つ残ってなくて解釈違いにもほどがあるんだけど。この制作陣たちはもう雨穴さんの作品に関わらないでほしい。
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⚠️この先、ネタバレあります⚠️
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📹主人公の置き換え
小説のなかの雨穴さんは淡々としながらも情に厚いのが魅力なのに、あろうことか主人公を再生数に価値を持ったyoutuberに置き換えるとは何て酷い改変なんだ…もしかして雨穴さんのyoutubeチャンネルを観て、雨穴さんのことをyoutuberと思ってない？小説とyoutubeの雨穴さんは繋がってるけど、そうじゃない。そうじゃないんだよー！！！
📹DJ松永の無駄遣い
とりあえず流行りの人を出しとこ感がえぐいな。これ松永さんじゃなくても良い役だし、滑舌悪いし、何を生業としてる人か分らないし、全くもって不要なキャラクターだった。主人公がyoutuberとして所属してる事務所のマネージャー役だとしたら、口うるさく企画だ数字だ言ってアイディアの1つも出さないマネージャーは邪魔でしかないし、事務所に所属するメリットがまるでないんだよね。何しにきたん？てなる。それなら曰く付きの家があると話題を提供し、渋る主人公に強引に企画を提案し、ヤバそうになってもまだいける！まだいける！てゴリ推しする"元凶の人"っていうポジションにしたほうがまだキャラクターがいる意味が出てくる。かなり序盤でビビって企画を投げ出すから存在意義がまるでなかった。なんでこのキャラクターを作ったの？
📹謎に血だらけ
洞窟で主人公がぶん殴られて血を出して気を失うんだけど目覚めたら例の夫婦が語り出してて、もしかして主人公ぶん殴ったのは旦那さん？なんで殴った？それで目が覚めた主人公と普通に会話してるの怖くない？謝らんかい。あと回想シーンの導入が下手すぎて誰の学生時代のことか分かりにくかった。
📹良かったところ
唯一良かったのは、母親が炊き出しのボランティアをしている理由。ここだけちゃんとぞわっとした。こういう怖さが欲しかったんだよ、やればできるじゃんって思った。まぁ映画はもう終わる頃合いなんだけど。とはいえ子どもに相談せずに左手供養をしたのが元凶の1つでもあるから今いち行動が謎だなって思った。というかこの母親、そういう意味だと素養があるからあの一族に嫁いで正解だったんじゃないか…？
📹その他、色々
・不気味な仮面で不快指数MAX
・床をキーする音で不快指数MAX
・白目向いたDJ松永むり。笑わせたいの？
・BBAのくしゃみが悪趣味な驚かせ
・警察に行かない理由は一体なに？
・改変が下手すぎて設定が穴だらけ
・前髪長くて表情分からん
・メインキャストたちが映画に耐えれる演技じゃなくてつらい。2時間SPドラマで十分すぎる。佐藤浩二はキャラ作りすぎだし斉藤由貴の一人勝ち。
・結局父親はなんで殺されたの？
・姉は妹に黙って失踪する必要なくない？
・チェーンソー老婆が元気すぎる
・村人たちは仮面する必要なくない？
・祖父が左手供養したら意味なくない？
・さすがに自宅に🪱の展開は強引すぎる
【余談】
雨穴さん原案の30分ドラマ『何かおかしい』シリーズのほうが断然面白い。このドラマの感じで100分くらいの映画化にして欲しかった。
