予告編はソソるものがあるし、配役も中々に魅力的な面々であり、興行もスマッシュヒットしていて、映画館に詰めかけている主力な観客層のマナーの悪さの指摘の多さは気になるものの、諸々の確認のため観て来ました。
何故か子供部屋だけ隔離されいるような変な間取りの家を巡る作品であり、常に不穏な空気感が続いて行く構成が中々にホラー映画として良い感じです。
変な家の謎を解明して行く謂わば探偵ものとして進行していたと思ったら、後半の怪奇ものへのジャンル変容には意表を突かれ、何やら『犬神家の一族』や『八つ墓村』みたいだと思っていたところでの金田一耕助側でない石坂浩二さんの登場にはニヤニヤしてしまいました。
メインのお二人の間宮祥太朗さんと川栄李奈さんの起用も当たりで、何よりふざけない佐藤二朗さんが見モノだし、最近は本作みたいな不穏なキャラで立ち位置を確立しそうな斉藤由貴さんなど配役もハマっています。要所要所で若干もたつく構成に難はありますが、新機軸なホラー作品として何気に面白かったです。
