ネオニダス

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のネオニダスのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やるやん、新恐竜とかいう擁護のしようがないクソ酷いドラえもん映画作った監督やから心配やったけど、これは良かったと思います。壊れたドラえもんが「エッチ!」っていうネタもちゃんと回収してくれたしな。

ただ前半があまりに間延びしているというか展開が一昔前のゲーム的なんよな。ファーレの力で復活させたぞ!→次のエリアが開放された、そこにいって復活させよう!の繰り返しなもんで。
他にも気になるところはあって、しずかちゃん、大事な場面は全部マリンバやから最後までボンゴである必要性なかったよな。打楽器は他の楽器に変わるんだ!とかいう謎設定いれやんでも最初からマリンバにさせとけよと思った。多分ボンゴじゃないと手に持つことができやんから色んなシーンでの絵的に困ってああなったんやろうけど…

まあドラえもん映画の基本ではあるけど、いろんな伏線やらは全部回収してくれて後味は良かったです。あの妹の子孫の世界の歌姫の子、声優にadoを持ってこないのも流行りに媚びない感じでよろしい。

まあでも一番良かったのは、最終決戦のシーンでの曲名が「地球シンフォニー」という激アツタイトル回収ですよね。進キョジも、ゴルムイもそうやけどタイトル回収ってやっぱ熱いよな。地球サイドと宇宙サイドの音が合わさってノイズを倒すって流れが良かった。

ところで、まあ作品上の都合なんやけど、のび太ってリコーダーあんだけ吹けてたら「のの音」はともかく小学生の中ではだいぶ上手い方なんよな。ソプラノリコーダーやったら最後に「ド」の音を習うんやけど、描写を見る限りドまでやってるし、むしろ出しにくいドの音をちゃんと出せて、高い方のドやレの音が「のの音」になってたから、ドの音が出せてる時点で小学生レベルではだいぶ上位ランカーなんよな。クラスで下手くそ扱いされてるけど、あのクラスが異常にソプラノリコーダー上手い奴が多すぎるんですよ。

そしてこの音楽を巡る物語は「ONE PIECE FILM RED」へと繋がっていくんやなぁ…