順慶

ナポレオンの順慶のネタバレレビュー・内容・結末

ナポレオン(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

この映画のコピー「英雄か、悪魔か」とあるけど、そんな映画ではなかったような。どっちも感じなかった。

フランス革命から始まる。マリーアントワネットのギロチン。群がる民衆の中にナポレオンがいたという設定。

ナポレオンのところに小さな子がくる。
戦いで亡くなった父親の形見の剣を欲しいと。どうしても欲しいというので、ナポレオン自身が、その子の家に剣を持っていく。そこで出会う未亡人のジョゼフィーヌ。その前にも会っている。偶然の再会に運命を感じるかのように結婚する。

この映画は、ナポレオンとジョゼフィーヌの関係の話の合間にド派手な戦のシーンがある。
戦いのシーンだけを見ると、ダイジェスト感はあるが、これは時間と夫婦の話だと思えば、人間ドラマとしてかなりいい。

ジョゼフィーヌは、ナポレオンが遠征中に浮気をしている。それを知ったナポレオンは、気が気でない。手紙を書いてみたり。
で、ナポレオンが帰ってくるの恐れるジョゼフィーヌ。

ナポレオンはジョゼフィーヌにぞっこんだった。ジョゼフィーヌなしにナポレオンはいない。なんか上手(うわて)のジョゼフィーヌ。

そのジョゼフィーヌに子どもができない。跡取りができない。怒るナポレオン。原因は夫婦どちらにあるのかという話。ど、そんな方法で調べるの? 
なんかジョゼフィーヌのプライドの話だったなぁという印象。

いったんフランスを離れ、エルバ島に行ったナポレオンが、暇すぎて1年でフランスに戻ってくる。
意外にも歓迎ムードなので、愛されキャラだったのか。戦術に長けていたことがわかる。

エジプトでミイラに触れるシーンがあるが、異様に緊張感があった。

あと、ワイングラスの中に死んだハエ。なにかの伏線のようでもあったが、よくわからなかった。毒入りだったのか? 毒殺の暗示か。
順慶

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