リタ

ジョー・ブラックをよろしくのリタのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

静かで絵になる映画。
兎にも角にもブラピが美しい。

それ以外の筋書きとかは特段、
頭に入ってこないレベルで。


とはいえ前置きなく現れた若い男を
社長が常に侍らせるようになったら

洗脳されてんのかなとか
最期にゲイ趣味始めたのかしらとか

とにかくいつの間にか耄碌したパパに付け込む
とんでもなく悪い男が現れたと、
私が娘なら思うに違いない。

いくらその前にちょっと会ってるとはいえ
どれだけ箱入り娘ならジョーブラックを好意的に受け入れられるというのか。

またはあんなに美しい男を前にしたら疑う力も奪われるのか。


国税局の職員って…急に形而下の話されてなんかね、シラケた。

そこの復讐は人ならぬ力でふわっーとね、
なんかそんなもんでいいのよこの映画は。


いやしかしアンソニーホプキンスと並んだ時の
ブラピの顔の小さささささ!!

そしてブラピのあの空のような青い目!
吸い込まれそうだわ。


抑えた演技ながらも、唇を震わせるシーンは
じんわりリアルを感じたし
死神パートはずっと
俗世のものではない何かに見えるよね。
悪い演技ではない。

取り敢えず3時間は長いけど
たっぷりブラピの美しさを拝ませて頂けたので
まあよし。

そう、何はなくともブラピが美しい。
以上。



あ、おばさんが言ってた、

「あなたはビジターで、長くいればこれからどんな悪い事が起こるか分からない。
良い思い出のままにして去った方が良いかもよ」みたいな言葉。

これに感化されて死神が去ることを決めるっていうのがいかにも
アンソニーホプキンスが言った通りの「一時の熱情」に過ぎないというか。

人間は、病める時も相手を愛することを誓うの。
死神はそれを厭う程度にしか彼女を好いてなかったんだから
退場して人間にその席を譲る結末は
必然なのかもしれない。


けどその輝いた瞬間に縋って人は
苦しくても生き続けて、

死ぬときには
その瞬間を思い出すのかも。
リタ

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