リタ

バビロンのリタのネタバレレビュー・内容・結末

バビロン(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

中盤の「セット」での撮影シーンが大好き
全般音楽も結構いい


ただキャラクターにいまいちハマらず
前半の高揚感は好きだけど
後半の失速に嫌な後味残り
ラストの感動演出を
受け入れられず終わった

雨に唄えばのサイレント映画の女優を
恋した人に重ねて泣くのは良かった
あの女優は少し不憫だったと思うし。



メキシコ人プロデューサーが
憧れの女優マーゴットロビーに向ける呆れた演技が
昭和の漫画みたいにリアリティ無い

雰囲気ある俳優だけど
ちょっと下手


ブラピとマーゴットのキャラクターは、
本人と重なる部分もありグッときた

前半でグロリアスワンソンを騙して
彼女のギャラを下げたブラピが
後半、俳優として忘れられていくのを
力なく受け入れるしかないのが切ない
時代は巡る


ブラピとマーゴットと
メキシコ人の主人公の3人だけならまだ
主人公がフィーチャーされたろうから勿体無い

アジア系とアフリカ系俳優のエピソードの時間は
正直メイン3人の俳優を
掘り下げる方に割いても良かったのでは

もっと信念を持って欲しい
ポリコレをあんな
邪魔みたいに挿入するなら最初から要らない
リタ

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