3年一緒に暮らしていた恋人、長谷川から
プロポーズをされた翌日に忽然と失踪した「川辺市子」の壮絶な半生が
正直、ちょっとお腹いっぱいな
羅生門スタイル(時系列が前後し、
他視点より伏線回収をする)で
明らかになっていきます。
秘密を知らないからこそ知りたい、
救いたい男と
秘密を知っているからこそ救いたい男。
そして彼らといても生き続けられない
ことを察している市子が
「生きるために」取った行動とは。
・作品冒頭とラストに繰り返されるプロポーズを受けた市子の表情
・童謡｢にじ」の鼻歌(市子のほかにも)
↑↑↑超絶見どころ
脇をかためる俳優さんも素晴らしいし、
細やかな撮影方法も
良いとは思うんだけど花ちゃんが凄すぎて
あんまりほかの細工はいらないんじゃないかと思ってしまいました。
観る側にフィクションの世界から
現実社会の市子の存在を知らしめる
女優、杉咲花に感服です。
