健一

DOGMAN ドッグマンの健一のレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
2.5
僕のワンダフル・・・・・


なんて言っている雰囲気じゃない!😱

でも。
主人公と犬たちとの絆の固さは匹敵するかも?😅

「ニトラム」の演技でカンヌ映画祭にて男優賞を受賞したばかりのケイレブと『孤独な殺し屋&暗殺者』が大好きなリュック・ベッソン監督とのコンビ作。
なかなか面白い組み合わせ。
& いっぱいのワンコたち。🐕🐩🦮🐕‍🦺
はたして 犬 は死ぬのか?
犬は・・・・・・・・


さて本作。 ネタバレあり。


多くの『犬』に囲まれて生きてきた、そして生きている主人公のダグラス。
幼少期に脊髄を損傷し子供の頃から車椅子生活。
あるキッカケから女装に目覚めドラァグクイーンに。
それは全て『真の自分』を隠すため。😶‍🌫️
社会から疎外され『犬』しか信じない孤独な男の 生きる闘い の記録。


単調だが脚本は決して悪くない。
孤独な男の壮絶な過去、現在を交差させ見るものを飽きさせない作りはさすがベテラン監督のリュック・ベッソン。

しかし。

なんだろう?この全体的な安っぽさ。
舞台となる都市、ケイレブ以外の全キャスト達、音響、ミキシング。
もうちょっとなんとか ならなかった?
数々の名作を生んできたベッソンの新作なのに製作費がカスカスだったのが見え見え。😅
主人公ダグラスを精神的に支える精神科医、極悪非道な街のギャングのボス、イカれた保険会社の男、唯一愛した女性。
もう少し有名どころの俳優さんを起用して欲しかった。
ストーリーはシンプルなんだからもう少しキャスティングとアクションで見せてくれないと。😅

ケイレブの『なりきり演技』は本作でも遺憾なく発揮。
相変わらず素晴らしい演技力。
彼の周りを陣取る多くのワンコたちもよく指導されているのか場面場面でちゃんと演技をしているのは『スゴイ』を通り越して『感動』すら湧き上がってくる。

ケイレブ演じるダグラスが務めるバーでエディット・ピアフの歌を唄うシーン。
あれ、口パクだよね?
ホントに歌ってたらメチャクチャ上手いんだけど?

まぁ、全体的には予想通りの展開。
つまらなくは無かったが『Vシネマ』のような作りはどうも鼻に付く。😰

『幼少期の悪影響』ってやっぱり大きいよね?
大人になるとつくづく感じる。
その逆境を跳ね返す人も中にはいるけど・・・
『ありのままの自分を受け入れる』。
世間ではよく言われるが軽はずみに使ってはいけない
言葉.......



2024年 3月8日 公開初日 10:35〜
新宿バルト9 screen 8
💺251席 ♿️2席
客入り 20人弱。 😞

鑑賞後、鳥山明先生の訃報を知り驚愕。
我々世代で鳥山明先生の作品を読んだ(見た)ことない人なんているのだろうか?
心よりご冥福をお祈り致します。
健一

健一