dm10forever

52ヘルツのクジラたちのdm10foreverのレビュー・感想・評価

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
4.5
【I am who I am】

ずっと気になっていた一本でしたが、やっと劇場のスケジュールが合ったのでようやく鑑賞。
もう公開から結構時間が経っていることもあって、そんなに混んでないだろうな~なんて勝手に思い込んでまして、実際僕が一番乗りで入ってから暫く誰も入ってこなくて「これ、もしかしたら今年初の貸し切り鑑賞?」なんて思ってたら、後から続々と入ってきまして、上映開始の頃には半分くらいまで埋まっていましたね。
やっぱり人気なんだな~って実感。

この作品は2021年に本屋大賞を受賞した町田そのこさんの小説が原作。
普段本を読まないことで有名なdmでもタイトルだけはなんとなく知っていた。

で、当初この作品を観るにあたっては、やっぱり「杉咲花ちゃん一択」だったんですよね~。
公開前のCMを観る限りでは、まだ記憶にも新しい「市子」のような幸薄い役を演じていて「どうしてこの子はこんな役ばっかり・・・」と観ているこっちの胸が苦しくなってしまうくらいだったんですが、でも裏を返せば、そう思わせるだけの迫真の演技で私たちの心をグッと惹きつけてしまうということなんでしょうね。

でね、勿論今作でも「杉咲花劇場」は素晴らしかったんですが、それに負けないくらいの好演を見せてくれたのが志尊淳でした。

今まで「顔は綺麗だけどパンチがないな~」なんてかなり上から目線で勝手なことを感じたりもしていたんだけど、今作に置ける彼は本当に存在感が凄くて、これは彼じゃなきゃ成立しなかったかも・・・って思えるくらいの好演でした。

・・・・いや~泣いた(笑)
ちょっと内容にも触れちゃいそうなので、あとはフィルターかけてコメ欄に残しておきます。
dm10forever

dm10forever