CINEMAと暮らす

肉にまつわる日常の話のCINEMAと暮らすのレビュー・感想・評価

肉にまつわる日常の話(2023年製作の映画)
2.7
個人の体験をアニメーションを用いて描いたショートエッセイムービー。

人それぞれ、大なり小なりトラウマ的体験から、苦手になってしまったことはあると思う。本作の場合、幼少期に見た映画がトラウマになって、肉を食べなくなってしまったらしい。肉を食べないことで色々と不自由が生じているはずだけど、その経験すらも無駄ではないと考えるポジティブシンキングは生きる上で、とても大切だと思う。

それにしても、2021年のPFFアワード『Journey to the 母性の目覚め』(監督:岡田詩歌)など、アニメーション×ショートムービー×個人の体験に基づくエッセイは相性が良いと改めて感じる。ショートムービーの人気の高まりに伴って、このスタイルは一大ジャンルになるだけの親しみやすさを持っている。