ベビーパウダー山崎

セクシー・ヘブンのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

セクシー・ヘブン(2002年製作の映画)
2.5
向こうの国でも、誰も見ていないようなこんな映画、どこから発掘してくるのかU-NEXT。エロありきの作品は有名無名関係なしに、それなりに配信が回るとでも思っていそう(まあ、実際その通りなんだろうけど)。
監督はアンディ・フィックマン、俺は三本見ているがどれもゴミ。初期作のこれも『アメリカン・パイ』の露骨なパクリから始まっての安上がりなセックスコメディ。『PLAYBOY』のヒュー・ヘフナーっぽい人物が死んで、童貞の隠し子が、その財産を相続することになって…みたいなドタバタ学園エロ喜劇。
90年代の悪趣味も引きずり、00年代の前半は女性の裸で映画を撮ることがまだ許されていたという記録のみ。近くにいた君が一番の恋人だった的なジョン・ヒューズな結末もベタベタ。シリアスな日常から逃避したいときのための、内容ゼロの時間つぶし映画。