ベビーパウダー山崎

ワンダーガールズ東方三侠のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

ワンダーガールズ東方三侠(1993年製作の映画)
3.0
子どもたちがシャボン玉を吹きながらのスロー、確かにジョニー・トー。死が迫る男とそれを見守るしかできない女の過剰な恋愛ドラマもあまりにもトー。障害(窓やドア)一枚かましての、すれ違いというか、いてほしいときにそこにはいない。その想いをグワングワンと揺らす感じ。
アクションのデタラメさはそこまで乗れないが、芝居も出来て存在感もある香港の役者はカンフーな動きもしっかりと備わっていないといけない(身体を張らないといけない)のが難易度高すぎで素敵。マギー・チャンが常にSM嬢みたいな風貌で、当然あり。
女性三人で、明日死んでも構わない的な「無常さの美学」で映画を撮り切るトー先生、Respect。