東朴幕院

知りすぎていた男の東朴幕院のレビュー・感想・評価

知りすぎていた男(1956年製作の映画)
4.0
ヒッチコックの名作サスペンス。初見は有楽町みゆき座でのリバイバル公開時。
ヒッチ作常連のジミー・スチュワート主演。妻役で歌手でもあったドリス・デイ。効果的に『ケ・セラ・セラ』が使われる。ある意味でヒッチとしては珍しいアプローチな作品。
マラケシュを旅行した家族が英国での暗殺計画に巻き込まれる。息子が暗殺団に誘拐されてしまうが事件を追う内に現場に遭遇していく。最後のオーケストラの曲のみで10分ものシーンは観賞当時も手に汗を握ったもの。前半部分が少し退屈な展開で個人的にはもっと不穏な雰囲気を醸し出しても良かったかな。ヒッチを語る上で一度は観ておきたい作品。
東朴幕院

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