このレビューはネタバレを含みます
原作は1年ほど前に読了。鑑賞直前に烏野と音駒の絡みがあるパートを漫画で予習(復習)してから臨んだ。
話の大部分が研磨視点で展開されていく。それによって研磨が関わるシーンの前後関係や彼の内面が深掘りされ、作品に深く潜り込むことができた気がする。
一方で、周囲が研磨をどう見ているかという視点に切り替わることもあり、様々な人の思考を辿れるのもおもしろいところだ。
どなたかの感想で見かけたが、このゴミ捨て場の決戦は、敵味方という感じがいい意味でしづらい。
戦う者として、全員が同じ方向を向いているようだからだ。
演出としては、やはり最後のポイントにったシーンでの、研磨目線の長尺が良かった。息遣いと胸の鼓動に身体の全神経が集中させられた。
VRゴーグルつけてうまく連動させて見たら面白そうだなと思う。