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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦のgyoのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

4期まで一気見したので鑑賞。

音響が良かった。
心のなかの声は乾いた音で上から降ってくる音響。試合中の声は応援の声にかき消されるかそうでないかくらいの音量。私たちは第三者でもあり、そこにいる人物でもあるように思わせられた。

突然、会場の声が止んで研磨が日向に「面白いままでいてね」と笑うシーン、脳が震えた。あの感覚はきっと映画館でしか味わえないと思う。

印象的だったのはやっぱり研磨の一人称視点だ。
酔ってしまいそうな演出だったけど、実際に限界突破している状態で体を動かし続けるとき、頭はクラクラするし視界はブレる。きっと喉は渇きすぎて呼吸をする度に熱いのだろうと分かった。それでも好きで楽しいから戦うこと、わたしも思い出した。

音駒のみんなのことがより好きになった。
ハイキューはどの人物も好きになれるのが本当にすごい。烏野以外のどの高校にもしっかりバックストーリーがあり、そこに焦点を当てた物語も展開していくからずっと面白い。やな奴もいるけどやっぱ憎めないんだよな~

鵜飼じいちゃんと同じ病室の人の名前が“森々杜男”なのあまりにも良すぎる。ちなみに登場人物で1番好きな名前は“縁下 力”です。

床を蹴る音、聞こえたね。

✦1番記憶に残っているシーン
↪︎幼少期、研磨パパが黒尾に“研磨もサッカーに誘ってほしい”と頼むシーン。「研磨は好きなことは一生懸命できるから大丈夫!」と大人、しかも親友のお父さん相手でもはっきり言える黒尾がすごいと思った。あまりにも本質を突いているし、自身をよく分かってくれる人が身近にいるのは幸せなことで、こんなに嬉しいことはないと思って涙が出た。
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