このレビューはネタバレを含みます
浅野いにおさん原作の作品ということで気になって鑑賞。
わたしが生きている世界と似てると思った。
日常に突然現れた謎の物体は非日常的であるけど、可視化されているだけでここ数年の世界も同じ状況で、それが当たり前みたいになっている現状まで一緒だと思った。
いつ何が起こるか分からない(=いつ病に罹るか分からない)が隣合わせで、誰かがそれによって死んでしまうことが当たり前になってしまう。それが日常だなんていやだな、
4人が手を繋いで帰るシーン前で、男子生徒2人が「死んだの3組の女子らしいよ」と言う。そのあと悲しむようなことなく普通の会話になっていくの、身に覚えもあってひどく切なかった。ただなんでもない話題として消化されてしまう感じがとてもリアル。
おんたん兄の発言ツボすぎる。
真面目にインターネットと向き合ってるのが本当に良い~秀才なのもずるい。お兄ちゃんがまとめサイトで稼いだお金でケーキ買うおんたんも好き。
みんなって誰?
いつも思う、みんなが言ってるから/やってるから良いなんてそんなの苦しい。けど現実ってそんなもの。だからこそ自分の意思を持って目の前の人をちゃんと愛したい、な。