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アイアンクローのShokoのレビュー・感想・評価

アイアンクロー(2023年製作の映画)
3.6
〖アイアンクロー〗(映画/アメリカ/2024)



『1980年代初頭、元AWA世界ヘビー級王者のフリッツ・フォン・エリックに育てられたケビン、デビッド、ケリー、マイクの兄弟は、父の教えに従いプロレスラーとしてデビューし、プロレス界の頂点を目指していた。しかし、世界ヘビー級王座戦への指名を受けた三男のデビッドが、日本でのプロレスツアー中に急死したことを皮切りに、フォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われ、いつしか「呪われた一家」と呼ばれるようになっていく』

映画館で予告見てザックエフロンの筋肉はどこへ向かってるんだろう…と思ってたら先行上映あったから観に行った。最近増えてきたよね先行上映。これは有料の試写会みたいなものなのかな。公開は来週金曜日からみたいよ。


・なんも情報仕入れずに観たい人は読まないで







またA24だしプロレス興味ないしどうかなーと思ってたけど、かなり、とても良かった。
ザック演じる次男(長男は5歳で亡くなってる)がメインで話は進むんだけど、そりゃそうか、他の兄弟はみんな死んでしまった。
呪われた一家パワーがやばい。しかもみんなプロレス関係ないことで死んでるし、途中あまりにも死の速度が早すぎてホラー映画みたいだった。ちゃんと死亡フラグがバキバキに立って見事に死ぬのもファイナルデスティネーションシリーズ顔負け。
そんなサクサク死ぬけど、ちゃんと全員が愛されるべき人物でケビンも心から家族を愛してて、兄弟とずっと一緒にいたいみたいな感じだから毎回めちゃくちゃつらい。
なんかさ、予告見ててお父さんが結構パワハラなんかなって思ってたけどそこはそうでもなくて、でも兄弟でなんとかしろって言って冷たいのは冷たいけど、ちゃんと褒めることもできる人だからよかった。
プロレスのことはほんとわからないんだけど、これはハマる人の気持ちもわかる。ちゃんと見たらすごい楽しそう。八百長じゃなくてもちゃんとああやって流れとか決めたりしてるんかな。体張りすぎエンターテイメントだしマイクパフォーマンスとかも面白そう。でもあまりにも痛そうすぎてウッてなる。リングの上でも普通に痛そうなのに(多分私だったらあそこにゴロンって転がされるだけでしょげる)場外でコンクリートに落ちるとかそんなんで骨折れないはずなくない?めちゃくちゃ痛い。
あと怖かったのはプロレスや諸々のスポーツを生業とする男兄弟が4人もいて…朝ごはんからあのボリュームで…食費はどうなってる…と思ったら背筋冷えた。
ちゃんと楽しかった部分の話もしよ、ザックの恋人がリリージェームズで、今回もばりかわいかった。推す人(リリー)と推される人(ザック)で推す人からあんなグイグイ行って結婚まで行けたら大勝利すぎるけど、リリージェームズだもん、無敗だろうよ。結婚式のシーンで楽しそうにダンスしてお父さんに投げキスをちゅちゅちゅってするやつがめちゃくちゃかわいかったし、そのあと兄弟と一緒にダンスするのもすごいよかった。
ラストの兄弟が集まったところはちょっと泣けた。
最後になっちゃったけどザックの話する。
初登場シーンからものすごい筋肉(戸愚呂160%ぐらい、見たことないが)で純白のブリーフで元々筋肉すごいと思うけどレスラー体型に肉体改造したんだろうか。あとどれぐらいスタントなんだろう、って思って今検索したらスタントなし?ほんと?すごすぎない??
赤ちゃん抱っこするとこの腕の安定感すごくて、これは泣き止む。
あと時代もあると思うんだけど、黄色い網のタンクトップみたいなの着てて「ちなつさん的にこれどうなんかなあー」ってずっとちなつさんのこと考えてた。ザックがちなつさんの推しに戻れるか心配。かっこよかったけどね!強かったし!
でも本当にプロレスシーンの迫力はすごいしストーリーは愛だし、みんな死んだけど残った人はちゃんと幸せになってたし本当によかった。

(59/劇場鑑賞20)
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