90年代後半。友人に勧められて借りてきたVHS。忘れられないあの日の衝撃。小さなブラウン管でしか動いてくれなかった彼らの姿をスクリーンで観る感激。いい日だ。パンフまで売ってる。
妻に「一番好きな映画なの?」って聞かれた。回答に困る。だって一番とか二番だとか、そう言う評価の外にいる作品だからだ(でもスコアは5.0)。だってレザボア・ドッグスに出会わなければ、恐らく映画好きにもならなかっただろう。だから本当に特別な一本なんだ。
はじめて観る妻に、その感想を聞いてみた。
「寝ちゃったけど面白かった」
まさに緊張と緩和。覚醒と転寝(うたたね)。これぞ正しいタランティーノ作品の感想だ!