ラダ

ブラック・スワンのラダのレビュー・感想・評価

ブラック・スワン(2010年製作の映画)
3.7
これは美しくて辛く、痛い、「シン・白鳥の湖」。

逆剥けとか爪とか、どうにも画面から目を背けたくなるような痛さ。銃で撃たれるとか日本刀で切られるんじゃなく、地味だけど想像できる痛さ。このニナの痛みがじわじわと観客に伝染する。痛い。辛い。痒い。

後半のCGもこの痛みの共有があるからか、そこまで突飛な印象もなく(突飛だけど)、ニナが狂乱しているように、観ている側も錯乱しつつ幕がおりた。

なおナタリー・ポートマンはスターウォーズep1を劇場で観て以来25年ぶり。魂の演技を観た(気がする)。
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