メキシコ出身の現代作曲家で、62歳でこの世を去ったダニエル・カターンの代表作で、MET初演のスペイン語による作品。
オペラにも新作から古典作品まで様々で、それぞれの物語が紡ぎだされている。
この作品の舞台は主に船上であるが、蝶を探し、行方不明となっている恋人を探す旅での様子が描かれている。
オペラは敷居が高いと思っていたが、様々な感情を表現し、響き渡る歌声はとても魅惑的で、オーケストラと一体となった歌声は素晴らしい。
オペラといえばモーツァルトの『魔笛』とか『フィガロの結婚』が有名で、聴いたことのあるオペラ曲はそんなにないが、オペラの為に作曲する作曲家は天才としか思えない。
幕間に歌手や指揮者のインタビューや、バックステージの様子も観る事ができるが、音楽への愛情に溢れていて、一丸となって一つの作品を作りあげている熱意がとても伝わってきた。
映画でも古典作品に興味があるので、たくさん観ていきたい。