冬の風物詩と言われているこの作品。
チャイコフスキーの旋律に乗せ、クリスマスツリーを背景に、雪の精やおもちゃの兵隊など、とても登場人物が多く華やかな作品だ。
2幕から登場する金平糖の精役のアナ・ローズ・オサリヴァンがとても可愛いく、素敵だった。
この作品ではクララという登場人物が1幕からの登場なので主役だと思っていたら、クララ役のソフィー・アルナットはファースト・アーティストなので違うらしい事に驚いた。
金平糖の精を踊るアナはさすがプリンシパルの貫禄で、絶えない笑顔に超難易度の高い超絶技巧を簡単に踊りきる、素晴らしいダンサーだった。
金平糖の精のテーマ曲は有名で、くるみ割り人形という魔法の世界のイメージにピッタリだった。
この作品でくるみ割り人形を演じるソリストのレオ・ディクソンは、イギリス版アンセル・エルゴートといった雰囲気でとても凛々しく、ロイヤルバレエにはたくさんの優雅に表現するイケメンが揃っているのも楽しい。
明るい内容なので、初心者でも楽しめると思う作品。